坂田家の日常




「坂田センパイ!!」



名前を呼ばれたと思って振り返ると、一人の女の子。



「君が小松…曖ちゃん?」

「はい!!センパイ来てくれたんですね!!」



そう言う彼女は、確かに可愛い。



ただ可愛いってだけじゃなく、少し大人びた可愛いって感じで、この前まで中学生だったとは思えない。



「あたし、センパイに一目惚れしました!!付き合ってください!!」

「…………」

「……センパイ…?」

「あぁ…うん。ごめん、付き合えない」

「何でですか!?」

「何でと言われても……」

「センパイは女の子からの告白を断るって聞きました。それは知ってます」