坂田家の日常




セージの友達に渡したからといって、大量のチョコにはまだ変わらない。



「……どうやって持って帰りゃいいんだよ」

「タクシー?」

「んな金、ねぇよ」



菜緒子に電話して、まだ学校にいるという菜緒子を呼び寄せる。



「わぁ、スゴい」

「感心してねぇで、これ家に運ぶの手伝って欲しいんだけど」

「いいけど……」

「いいけど?」

「あたし友達に尚也に渡して欲しいって分があるから、そんなにモテないよ?」

「あー…まぁ、セージもいるし、なんとかなるだろ」



とりあえず、手持ちを少なくするため、きれいに段ボールに詰めていく。