「坂田先輩、付き合ってください!!」 「あ〜…、ごめん」 ――本日、3回目の告白。 「モテる男はいーよなー」 「っ…!? ビックリさせんなよっ…」 「ずりぃーなー…」 「あー…ハイハイ」 2月に入ってからというもの、告白される回数が増えた。 そんな俺を妬むセージ。 「何で尚斗ばっかり…。俺ならぜってぇ振らないのに…」 「…………」 「なんで神様は不公平なんだ!!」 「神様って、大袈裟な……」 なおも暴れようとするセージを、とりあえず落ち着かせる。