坂田家の日常




『尚斗、どこいる!?』

「に、2階の……」



早々と姉貴から電話がかかってきて場所を伝える。



「重たい!!」

「…………」



福袋3つ。



まだ開店して、ほんの数十分、いや十数分しか経ってないのに、すでに3つ。



「やっぱりこれは争いよ。女の争い」

「…………」

「この店の福袋、もう売り切れなんだからね」

「はぁ…」

「ちなみにあたしが一番に買ったんだからね」

「…………」

「ちゃんと見張ってなさいよ」



周りを押し退けて、押し退けて一番に買ったんだろう……。



すんげぇ、想像できるのが、ある意味怖い。