坂田家の日常




俺達は遅く来たにも関わらず、先頭近くに並べた。



理由は、姉貴の――レディースの時の――後輩達が場所とりをしていたからだ。



しかもその後輩達も結構な人数がいたから、俺達が割り込みして入ったなんて、バレてないだろう。



なんともズル賢い姉貴だ。



姉貴と菜緒子が中に入った途端、二手にわかれたから、とりあえず俺は座れそうな場所を探す。



自分の買い物もしたいけど、今日は無理そう。



今度セージとでも来るか。



年明け早々、神社の絵馬に“彼女が欲しい”と書いた写メを送ってきたアイツは、何気に正月を満喫しているのだろう。