「尚斗、作戦わかってるでしょうね」
「言われなくてもわかってるって、」
姉貴と菜緒子では好みが違う。
大きな建物の中に、たくさんの店が列なる、百貨店、旗艦店。
バラバラになっても構わないようにと、俺がとりあえず陣とって、そこに姉貴と菜緒子が来る。
姉貴が作り出した、本当にできるかわからない作戦。
しかも二人とも福袋をたくさん買う予定だから、その置き場にもなる。
「よし、行くわよ」
「うんっ!!」
「…………」
開店と同時に、行列の先頭が入っていく。
「やっぱ、早めに入れた方が特よね」
「…………」



