姉貴がこんな事で引き下がるとは思わないし、絶対何かしらあるんだ。 俺のカンは意外と当たる。 眞里の横を通り、姉貴を探すと外にいた。 「尚斗感動した!!ホレた!!」 「うるさいセージ。内心バクバクしてんだから」 暴走族の副総長に意見しちゃったんだぞ、おい。 身の危険が……。 「姉貴、」 「遅い。帰るぞ」 「あ、うん」 ……いつもの姉貴に戻った? 「クリスマスなんだし、酔うまで飲むか〜」 姉貴に何かあるのかわからないけど、いずれ関わっちゃうんだろうなと今から予感。 さて、どうなる事やら。