「尚斗兄〜?」 「菜緒子、こっち」 「あ、いたいた」 「頼まれものは?」 「はい、これは尚斗兄に」 菜緒子が俺にくれたのは予備の伊達メガネ。 菜緒子仕様だから少し分厚いけど、まぁいい。 「んで、見つけた?」 「目立ってたからすぐわかったよ…。あたしまで目立っちゃったけど……」 そりゃメイド服で歩き回れば目立つだろうな。 しかも菜緒子のは…コスプレ…。 「尚也、母さん達と帰れ」 「母さんいんの!?」 「親父もな。裏門の所まで人気のない廊下あるから、そっち通れば騒ぎにならない」