「最近直樹兄が家にいるのって、それ言いたかったから?」 「よく聞いてくれた、尚也。正しくそうだ」 「彼女可愛いの?」 「可愛い。尚也にはやんねぇぞ」 「別に興味はないけど……」 なーんか、話がずれて来てないか? まず肝心な事を忘れてないか? みんな気づいてんのか? 「どうした、尚斗?」 「………兄貴」 「ん?」 「婿に入るって、どういう事だよ……」 「そのままの意味だけど?」 「だから……――」 ―――お前は長男だろうがっ!! 叫び、ソファのクッションを兄貴に投げつける。