坂田家の日常




エロ本をベッドの下に隠したセージは、胡座と腕を組んで座った。



「はぁ〜…。彼女どうすっかな……」

「早く作れよ」

「お前は俺が彼女しか見なくなってもいいのか!?」

「そうなるといいな」

「やっぱ、尚斗ひでぇ!!」



大袈裟な奴だなぁ〜…。



「なぁ、尚斗は作らねぇの?」

「何を」

「今の話の流れじゃ彼女だろ。彼女、」

「彼女ねぇ…。当分いらねぇなぁ〜…」

「くそぅ!!モテるからって!!」



女が今までにいなかったわけじゃないけど、セージみたいにそこまで女が欲しいわけじゃない。



むしろ勘弁……。