この前は雨宮奏世もはしゃいでたように見えたけど、今日は兄貴の影で隠れてる。
「いや〜マジビビった!!家にげーのう人がいるとか自慢出来んだけど!!つか尚也の女?もしかして尚斗?むしろ俺の女になる?」
「…………」
風邪の時とは大違いだな。
俺がリビングに来て、目を輝かせたような感じの雨宮奏世だったけど、すぐに兄貴に絡まれる。
これはドンマイとしか言い様がない。
家族の俺だってそれを抜け出すには一苦労するんだ。
「直樹くん、汗かいてるでしょ。シャワー行ってきたら」
「あ、そうだな」
助け船を出したのは母さん。



