スタッフの人に呼ばれた尚也が戻って行くのを見届け、俺は蹲るセージを立たせる。 「ここじゃ目立つから、どっか行くぞ」 「えー」 「尚也を見ていこうよ〜」 「えーじゃないし」 俺が歩き出したら、ついてきた二人。 今のうちに腹ごしらえでもするか。 真壁とデート中の菜緒子に電話して、待ち合わせる。 「ここで撮影があってるって聞いたんだけど、本当なの!?」 第一声がそれかよ……。 「あぁ、さっき見てきた」 「誰がいたの!?」 「尚也」 「尚也?」 「尚也が撮影してた」