「……行くぞ、」
「おう!!」
セージほどではないものの、俺も姉貴の好きな奴ってのには興味がある。
「尾行ってワクワクするなっ!!」
「しねーよ」
いつバレるかでヒヤヒヤだから。
「繁華街の方に行くぞ!!」
「お、おい!?」
夏休み初日ということもあって、学生で溢れかえっている道を、人を避けながら歩く。
セージが早足だから、小走りになってしまう。
「ん…?」
「どうしたセージ?」
「奈緒美さんの隣りにいる人、めっちゃ美人!!」
「あぁ…あの人……」
泥酔した姉貴を迎えにいった時、姉貴と一緒にいた人だ。



