坂田家の日常




姉貴が部屋に行ったのを見届け、俺達も準備に取りかかる。



「帽子は必須だな」

「麦わら帽子は目立つから止めろ」

「これは冗談だって……」



セージの冗談はさておき、姉貴が着替えてメイクし終わるのを待つ。



髪の毛を乾かしてるだろうから、時間かかるだろうな……。



昼ドラを見ているセージの隣りで、俺はうたた寝。



「おい、尚斗…」

「奈緒美さん降りてくるぞ」

「ん……」



姉貴……。


そうか……。



「尚斗、あたし出るからね」

「あ、うん…」



一言声をかけて、玄関へと向かっていく。