坂田家の日常




そんな話をしてたら、リビングのドアが開く音がした。



「…………」



無言で脱衣所に消えていった姉貴。



「な、尚斗、早く食べるぞ」

「大丈夫だって。風呂入ってメイクしてから行くんだから、あと一時間は余裕がある」



髪はボサボサ、目も虚ろ、すっぴんで、姉貴わ外を歩けない。



行けたとしてもすっぴんにスエットでコンビニまでだ。




「言っとくけど、寝起きの姉貴に話しかけない方がいいからな」

「何で?」

「何を仕出かすかわかんねぇから」



誰それ構わず、睨みをきかせる。



殴りかかられた事もあったな……。