「ゴメンなさい…念入りに洗っていたら…ついつい時間かかちゃって」


「言い訳はいい…」


「あ、はい」



「花奏は処女だし…男の裸に興味があるのか?見せても減るもんじゃないし、別に見せてやっても構わないが…」



「け、結構です!!」


私は強い口調で、言い放ち、知弥が全部脱ぐ前に、脱兎の如く脱衣所を出た。
ケラケラと嫌な知弥の笑いがドア越しに聞こえた。


本当に知弥は意地悪な性格。
私をからかって、楽しんでいる。