こっちを見なよ



そんな考えも虚しく、月日は過ぎて行く。
いつしか梅雨は終わり、太陽が眩しく照りつける季節となった。

あれ以来、佐武さんには会っていない。
元気にしてるのかな?
ケーキ屋さんは忙しいのかな?

私のことなんて忘れてしまったかな…

今日も峰河さんを見つめてる。
でも浮かんでくるのは佐武さんの顔ばかりだ。

ヘンなの…
胸がキュウッとする。

暑さにやられたのかも。

こんな風に何もなく、一日が過ぎていくかと思っていた。