「うわっ!」

いきなり視界を遮られる。
目の前のものをどけるとスカーフのような物だった。

「あー。悪い!」

そう言って走ってくる人がいる。

「ごめんごめん。風に飛ばされちゃって…」

「いえいえ、どうぞ。」
私はスカーフを彼に返す。

「じゃぁ。」

そう言い残し、彼は友達と思われる人達の方へ
帰っていった。
…なんだか派手な集団だ。
今の人もそうだった。

背が高くて、髪は茶髪。
それからえーっと…


とにかく男前だった!!うん。