私が腕を掴んでしまった為

東条くんに振り払われ私はバランスを崩し階段の上から身を投げ出した

落ちるーーーー……………!!!!


ぎゅっと目を閉じ


ドサッ

私は勢い良く叩きつけられた


あれ………あまり痛くない

ゆっくりと目を開けると


「那義くん!?」


那義くんが私を庇うように抱きしめていた

あれ…………?


那義くんにしては髪が黒い


それに那義くんには左目のしたに泣きホクロなんてなかった


もしかして私を庇ってくれたのは


「東条くん!?」


「痛てぇ…………」

東条くんはゆっくりと起き上がった