「ただいまー」
「お邪魔します…………」
そっと家に入ると私服姿の東条くんがいた
東条くんの家だから可笑しくはないのだが…………なんというか
「宇李ちゃん?」
「あ…………えっと………」
オシャレで東条くんの見た目と合っていないといいますか………
かっこいい
「おい、何でこいつがいるんだよ」
「那由のこと知りたいって言うから?」
ボスッという鈍い音が響いたかと思うと那義くんはお腹を抱えてうずくまった
東条くんは那義くんを殴ったと同時に2階に上がってしまった
「東条くん!勝手に来てしまってすみません………だけど」
私も東条くんを追いかけ2階に上がると
階段を上ってすぐに東条くんが立っていた
「今すぐ帰れ」
「私っ………」
東条くんの腕を掴んだ時
「きゃっ…………!?」