翌日


朝から東条くんは朱莉さんと家を出た

のはいいけど人の家に私と那都さんだけなんて…………


「うり坊!買い物行こう」

何故かうり坊と呼ばれているし、まぁ1人で家に居るよりは俄然いい

「うり坊金」

「へ?お金あまり持ってませんよ」

「仕方ない」

そう言って那都さんが持った財布は東条くんの


「それ東条くんのですよ」

「那由金持ってるからね」

「人のお金使うなんてダメですよー泥棒と一緒です」

「ケチケチすんな。ほら行くよ」

那都さんに腕を掴まれ強制的に街へと行くことになってしまった

「那都さん何処行くんですか?」

「え?知らねぇよ」

那都さんは適当に街に出たようで………………


「これ可愛い!!うり坊着て」

「え!?」

無理やりお店の中の試着室へと押し込まれた

その時渡された洋服が

「な…………那都さぁん。こんなの無理です」

「可愛い。よし、これくださぁい」

フリフリでミニスカートに極めつけは猫の尻尾と耳がついたメイド服