「肥佐方は玉入れの数とカゴの数、数えて」

「はい」


東条くんの指示に従い私達は片付けをしながら玉入れの玉の数を数えていたのだが

赤玉と白玉それぞれ200ずつあり


「東条くん…………180しかないです…………」


「20も足りねぇのかよ」


ハァとため息をつき担当の先生に伝えておくと言った


頼りになる東条くんにまたドキドキした

「肥佐方そっち押さえてろ」

「はい」


跳び箱や高飛び用のバーなど沢山物がありなかなか確認作業が進まない


そんな時

「キャッ!!」

「肥佐方っ!」


積まれていた荷物が崩れ落ちてきた