「連絡無しなんて初めてね」
家に到着してすぐ奈々さんは紅茶を淹れる為お湯を沸かしだした
「心配かけてすみません………」
「何もないならいいの。彼氏の所泊まる時は私に言いなさいね。奏時さんには誤魔化してあげるから」
「奈々さん美味しいチョコレートありますけどどうです?」
「食べるー」
奈々さんはとても可愛いらしくて娘の私が言うのもおかしいがほんとに素敵な人
「随分誠実な子ね」
「はい?」
一口チョコレートを口に含むと甘さが広がり東条くんとのキスを思い出した
チョコレートみたいな甘い甘いキス
「彼氏。名前は?」
「東条那由くんです」
「仲良くしなさいよ」
ニッコリ笑う奈々さんはやっぱり素敵だった