「東条くん……………あの」
「あ?」
「すみません」
真っ黒なオーラを出し不機嫌丸出しの東条くんの隣でニコニコ笑いながら朝食を食べる那義くん
「いや、部屋行くと宇李ちゃん寝てたから那由のベッドに寝かせただけだよ?」
目が覚めて東条くんのドアップが見えた理由は那義くんが私をベッドに上げて2人でベッドに寝ていたからだ
そのせいで女嫌いの東条くんは不機嫌
にしてもそんなに嫌がられるとは思わなかった
なんだかショック
そんな空気の重い朝食をしていると
プルルルル
「携帯鳴ってるよ」
「あ………はい」
私の携帯が鳴り響いた
ディスプレイには奏時さんの文字
「……………もっ……もしもし」
「宇李!?無事か?今すぐ迎えに行くから」
「え?あの奏時さん!?」
プツンと連絡は切れてしまった