「東条って運動とかしてた?中学何部入ってた?」

「何もしてない」


「マジで!?なのにあの運動神経?ヤバいな」


東条くんは皆に囲まれ質問攻めされていた

「あんたの旦那モテてるね」


「あずちゃん………重いです」

ズシッと全体重を私に乗せるように乗りかかり東条くんに指先を向けた


「あんた達どこまでいってるの?」


「どこって…………東条くんの家には行ったことありますけど」


「そういう行くじゃなくて」


頭にハテナマークを浮かべているとあずちゃんは私の耳に唇を近づけ


「キスとか…………セックスとか」

「ああああああずちゃん!!何言ってるんですか!?私達高校生ですしそれに…………」


私達は互いに好きで付き合っている訳じゃない


気持ちが無いのにキスもキス以上もする訳ない


たとえ私が東条くんを好きでも東条くんは私のこと嫌いだろうし