「那義ー」
「呼ばれたから行くね。宇李ちゃんと仲良くしろよー」
那義くんは友達の元に向かい私と東条くんだけ残された
「仲良く…………ですか」
那義くんの言葉を繰り返してみる
私って東条くんと仲良く出来ていないのかな
那義くんが仲良くしろなんて言うくらいだからまだまだ距離があるのかななんて考えていると
「宇李!打ち上げするけど来るだろ?」
「はい」
「東条は強制参加だから」
今日の主役は東条だから強制参加って言うクラスの皆に東条くんは面倒くさいと言い放ちこの場をあとにしてしまった
「宇李、東条打ち上げ連れて来いよ。あいつのおかげで優勝出来たんだから」
「わかりました」
この打ち上げであんなことになるなんて予想もしていなかった