強くなって

笑って生きるんだ


「………俺も行く」

「嬉しいです」

那由くんは小さく笑いまたキスを落とした

「大好きです」

「ん」

「大好き………大好きです」

「わかったから」

「伝えきれないほど大好きです」

那由くんは何度も何度もキスをしてくれた

そのたびに好きが溢れる

犯人と会うのは

昔の私と区切りをつけるため

前に進むため

私は歩きだすんだ


「おいこら。イチャつくのあとにしな。夕飯だよ」

部屋にいきなり入ってきた那都さんにバッチリキス見られたり

それから夕食時には皆で私達をからかったり

凄く凄く笑った


私頑張るから


もう大丈夫