過去の不安と今の不安がこんがらがり
とにかく那由くんに触れて欲しかった
不安を取り除いて欲しかった
「俺はお前の傍から離れない」
そっと私の頬に触れキスをする
「だからこんな気持ちでお前を抱きたくない」
那由くんの愛情を感じる
「交換留学行くのやめる」
「え?」
いきなりのことに頭が付いていかなかった
「お前の傍にいるから」
「私の為に留学しないなんて」
「俺がそうしたいんだ」
あぁ、私凄く愛されている
なのに不安になったり
抱いてなんて無茶言ったり
私最低だ
「ごめんなさい………」
「お前の傍に俺が居たいだけだ」
大好き
大好き
那由くんと出会えて心の底から良かったと感じる
「私………犯人と会おうと思います」
強くならなきゃ
逃げても何も解決しない