恋花よ、咲け。





_____。

「___んでさ、勇気出し___訳だよ!
ねぇ______じゃね?」


「………。」


ゃべ、何も聞いてなかった。


あの朝からずっと
南はカフェの店員の話をし続けている。


「おぃ!! 何か言えょ。」


「わりぃ、全く聞いてなかった。
……までも、お前が惚れかけたのは
その熱弁のしようで分かる。」


南がキョトンとする。


その視線は 確実に俺から外れている。


「あれ、あんな可愛い系 ウチにいたっけ?
まぢ あんな感じだぜ?」


そして仕方なく
南の視線の先に目をやる。


「……!!!」


「…な? 可愛いだろ?

つーか、うちのクラスにいたんだな。
こんなにも可愛い奴。」


______ダン!