恋花よ、咲け。





「顔 真っ赤だもんね。」


クスッと笑みを交えて言うと
佐々木がぐんと近づいて 私の体は一瞬にして
佐々木の香りに包まれた。


「………大好きなんだよ。」


______ドクン ドクン ドクン ドクン。


早く忙しく打つ 佐々木の鼓動。


「向日葵みたいな笑顔とか
いかにも経験無さそうな感じとか
一生懸命なとことか。

全部 大好きなんだよ?」


素直に嬉しかった。


こんなに思ってくれる人がいて
幸せだと感じた。


でも 応えられなかった。


佐々木のこと 好きじゃない。


私が好きなのは 絶対に弘也だ。


だから……………


「……私 他に好きな人がい----」


「言わなくてイイよ。」