一気に話したから
大峯が付いてこれているか心配だったが
さすが学年順位一桁
理解するのが驚くほど早い。
「…で 入学して 俺らは高木に出会った。
同じ高木を好きだって気付くまでは
そこそこ仲良くやってた。
でも 高木も弘也を好きになるのは
目に見えていたことだし
既に自明のコトだったんだよな。
だけどそんな時
あの中学時代に取り合った例の子が
まだ弘也を好きで 最近告ったんだよ。
それが 彼女候補なんだ。
だけど弘也は今きっと
高木以外に 興味はないだろうな。」
長々と話したが
大峯は 一度も嫌という顔をしなかった。
「…瑞月は 奈穂が好きなの?
じゃあ 二人は両思いじゃない!」
「…あぁ そうだよ。」
大峯は ぱぁっと大きく笑った。
だが 高木みたいな向日葵は咲かなかった。
「……それでも 告白するの?」
「するさ。 後ずさりはしないよ。
それに フラれても諦めたりしない。」
高木は一瞬 驚いたようだったが
すぐににこにこ微笑んだ。
「佐々木がそこまで言うんなら 応援するよ。」
「ははっ 心強いわ。」
なんて 調子に乗ってると
急に大峯の顔が強ばった。


