恋花よ、咲け。





今日はバスケ部が練習をしている。


声やバッシュと体育館が擦れる音
ボールをつく音などが聞こえてくる。


高木もあの箱のなかにいるんだ。


冬休みはもうすぐ始まる。


今日は 終業式の一週間前の日曜日。


昨日は練習試合で
体はかなり疲れている。


それは 2試合続けてやったのもあるが
どちらも先発から投げ続けたからだろう。


3年の先輩が引退して
新たなチームの中で
俺はエースとして 投げてきた。


先輩だって 俺の実力を認めてくれて
みんなが常に支えてくれた。


当然のコトだとは思わない。


凄いコトだと思う。


常にエースを狙い ピリピリする時期なのに
このチームの先輩は
俺をすぐに受け入れた。


汚い嫉妬や 醜い争いなんか
決して外に出さず
どんな思いも内に秘めた。


俺はそれを優しさだと受け止め
今まで必死に投げてきたんだ。