「…私 中1の頃から
侍のマネージャーをやっていて
今まで沢山のスカウトをしてきたけど
こんなにも個々の能力が高いチームは
初めてなんです。
だけど 全員のスカウトは
監督から許可が降りなくて…
厳選した3人を選ぶように言われたんです。
それで残ったのがあなたと風山くん。」
くだらない話を続けた後
舞未の方から話を切り出した。
だがよく分からなかった。
つまり何が言いたい?
「…気が付きませんか?
最大3人スカウト出来るのに
私が選んだのは 2人だけ。」
舞未の長いまつげが下を向く。
「私 佐々木くんをスカウトしたかったんです。」
そこにあった机を人差し指で
ゆっくりと撫でていく。


