_____。
______ドキッ ドキッ ドキッ ドキッ。
なかなか静かにならない鼓動。
頭から消えない残像。
『大峯って いい奴なんだな。』
『バスだよな?』
『バイバイ。』
ワンシーンずつの佐々木の笑顔。
私の鼓動を早くする原因。
「…ウソだよ。」
そっと声に出してみるけれど…。
「……ウソなんかじゃない。」
気持ちは確信へと変わる。
佐々木の事が 好き……?
まさかと 自分では思う。
だけど、その笑顔が素敵だと思ったのは
紛れもない事実であり
そこは否定するつもりはない。
…だけど、佐々木は奈穂が好き。


