恋花よ、咲け。





_____。

家に着いてからも尚
溜め息と 苛立ちは治まらなかった。


そして一睡もせずに迎えた朝。


何だかとっても頭が重い。


そう気がついたのは
学校に着いた時だった。


「潤 頭… 頭が重い。」


「へっ 何、体調悪いの? 大丈夫?」


潤が私の肩を片手で支え
もう一方の手で おでこに手を当てた。


「やだ、ちょっと熱いよ?
んー… とりあえず保健室行くか。」


潤は 体育館に向かう足を止め
保健室に連れていってくれた。


「…昨日 なかなか寝られなくて。
だからだと思う。 ごめんね。」


微かな声で 精一杯潤に伝える。


潤はニコッと笑って
「気にしないでよー。」と言ってくれた。


______ガラッ。

「失礼しまーす。」


保健室の外口から 校舎に入ると
養護の美人な先生が ひょこっと顔を出した。


「あら? どうしたのー?」


かけていた眼鏡を取り私の傍に寄る。


「この子 体調悪いみたいで…。
ちょっと熱くないですか?」


潤の言葉に 私の額に手を当てる先生。


「ホント、熱があるね。」


潤と先生が 私をベッドに座らせた。


「とりあえず、念のため熱を測って。」


「はい。」と、体温計を渡された。