「はい?」
女の人が 私の声に振り返る。
女の人に追い付くと 息を整えて
「あの、"侍"ってチーム名?
超強豪チーム?
新しく入ってきた人に エースはいる?」
あと数週間我慢すれば
またすぐに会えるようになるのに。
何でかな…?
何をしてても
あの図書室で勉強した日の事が
頭をグルグル回って
あなたの笑顔が私を呼ぶの。
会いたい 話したい 見ていたい。
私はいつから
こんなにも貪欲になったのだろう。
「…1つずつ 答えるわね。
えっと "侍"って言うのは
うちのチームの名前よ。
周りは皆 強豪と呼ぶけど…
本当のところはよく分からなくって。
で 最後が……」
「新しいエースは…。」
女の人は すんなり答えてくれた。
「きっと ヒロの事ね。」


