いつもの所とは違う
テレビで美味しいと評判の
ちょっとお高いアイスクリーム屋さん。
潤はせっかくだからと言って
近くの公園で食べることにした。
まだまだギラギラと照りつける太陽。
日向にいれば 頭は焼けるように熱くなるし
少し歩けば すぐに汗が吹き出るし
セミの鳴き声が より一層それらを引き立てる。
「ぁー 暑いねー…。」
「うん。 奈穂大丈夫?」
前を行く潤が振り返る。
「え、平気だよ。
だけど 食べるときは絶対に日陰ね!」
「当たり前!
こんな暑い日に 日向でアイスだなんて
食べる前にバニラジュースになっちゃうよー。」
キレイなお花畑に群がる
キレイな蝶々を横目に 潤の後ろを歩く。
そのお花畑の真ん中には
冷たそうな水が溢れ出す 噴水がある。
その噴水の水を ちゅんちゅんと飲む
小さな小鳥たち。
その鳥に お菓子やおにぎりを
ちぎって与える 青い帽子の子ども。
その子どもの隣を ランニングしてゆく
野球のユニフォームの男の子。


