恋花よ、咲け。





「………。」


黙り込む私。


「…ちょ、黙んなよ。
じょーだん じょーだん!」


弘也の方は見れないが
無邪気な笑顔をしているのは分かった。


「…そんな、変な冗談 言わないでよ!」


あたふたしてしまい
完全に訳が分からなくなってきた。


この廊下に 2人きりなのも
急に恥ずかしくなって
顔はますます赤みを増す。


きっと今の私の顔は
真っ赤の トマトかリンゴだぁ…。


「はいはい、ごめんね。
こっからはまぢ話。
…んで、何で来てくれたのー?」


弘也がいきなり声を低くして
意地悪な言い方で 聞いてくる。


「…何でって、なかなか戻ってこなかったから
探しに来たの。
……佐々木が ココに居るって
教えてくれたんだよ。」


段々、鼓動が落ち着いて
頬の熱も 引いていく。