心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

「いい加減にしろ!それは南野の思い込みに過ぎないだろ!」


「違います!」


「だからってみんながそう思っているとは限らないだろ!」


「それでも何をしていいことにはなりません!そう思っていなくても相手にそう誤解されるような行動をとっていたら同じなんです!」


息が苦しい。私は頬から自分の胸に手を移し、制服を握りしめた。


「思い込みすぎてもだめだ!」


「先生に何がわかるのですか?私のこと、何も知らないのに分かったようなこと言わないでください!」


「お前は過去を理由にして逃げているだけだ!」


そう西村先生が叫んだ時だった。


ドクン!息ができなくてそのまま床に膝をついた。


「えりちゃん!」


大塚先生が叫んだ。必死に呼吸を繰り返す。


ヒューヒューという短い呼吸がもれていく。


そしてポケットをあさってみるが、紙袋が見つからない。


そうだ。さっき使ったんだった…。


予備は鞄のポーチの中。どうしよう…