心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

――大塚先生side――


仕事をしていると、ケイタイのバイブが鳴った。


こんな時間に誰だろう?と思い、見てみると、


それはえりちゃんからだった。


嫌な予感がする。


えりちゃんに何かあったんだろうか?


そんなことを考えながら、職員室から急いで外へ出る。


「もしもし、えりちゃん?」


「先生…  ごめんね…  電話…  して…」


そんなこと気にしなくていいのに…。


ヒューヒューという呼吸がもれていることから過呼吸だとすぐに分かった。


「今、どこにいるの?」


「屋上…  で…


屋上か、遠いな。