心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

「で、えりちゃん、お前の気持ち聞いてどうしてた?」


「会議室を飛び出しました。」


飛び出されちゃったんだよね…。まぁ、俺も悪いけど…


そしてはぁと深いため息をつかれてしまった。


「そんなことしたらえりちゃん、混乱しちゃうでしょ!?かわいそうじゃない!」


「すみません。」


何か俺、さっきから謝ってばっかりだ。


「まぁ、いいわ。とりあえず自分で何とかしなさい。そして困ったときには相談しなさい。く
れぐれもえりちゃんの気持ちを大切にね。分かった?」


「はい。」


よかった。認めてくれたってことだよね?


まぁ、自分で南野を必ず振り向かせてみせる!