だけどそれとは反対に考えるほど心は恐怖の渦に巻き込まれていくだけだった。


もう考えるのはやめよう。


考えない方がいい。


このままだと自己嫌悪になるだけだ。


事実をそのまま述べよう。


隠しても仕方ないんだ。


話すなら、ちゃんと話したい。


本当の俺を受け止めてほしい。


だからこそその日が来るのを待とう。


俺はそう心に誓って、気持ちを切り替えた。