心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

部屋に戻ると、大塚先生が朝食を並べていた。


今は何かを食べる気分じゃない。


でもせっかく作ってくれたんだ。


食べなきゃ悪い。


「わざわざありがとうございます。」


「いいえ。食べられるだけでいいから食べなさい。夏だから食べないとバテるから。」


全部分かってる。


何でも見透かされてそうで怖い気もするが、それだけお世話になっているってことだよな。


本当に感謝している。


人生の中で受け持ったたった1人の生徒にすぎないのにここまでしてくれるなんて。