心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

「先生、今日は休みます。」


「そうした方がよさそうね。精神的にも疲れてるでしょ?私も休むからそうしなさい。」


「だめです!先生は行ってください!俺は大丈夫ですから…」


そこまで迷惑はかけられない。


俺なら大丈夫。


昨日、思いっきり泣いたから少しすっきりした。


しかし先生はただ静かに首を横に振るだけだった。


「どうして…」


「やっぱりあなたをほってはいけない。そんなふうに強がってみせたって無駄よ。本当は苦しくて辛いはずだもの。私の前では無理して笑わなくていいから。」


「すみません。」


「ほら、電話しなさい。夏かぜだって。」


そうして俺は電話した。


バレないか心配だったが、意外にもあっさり、納得してくれた。


むしろ心配されたぐらいだ。


少し罪悪感が残るが、体調不良はあながち嘘じゃない。


まぁ、1日ぐらいいいとしよう。