心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

「あの、先生…」


「どうした?」


つまってしまった。


その優しい声色に泣きそうになる。


「あの、私、先生のことが…  好きです。」


西村先生はしばらく黙ったままだった。


やっぱりもう私のことは嫌いになってしまったのだろうか?


重い女だと…   面倒だと…。


「あの、もう先生は私のこと嫌いかもしれないけれど、私は先生のことが好きです。伝えたかっただけなので、それでは失礼します。」


あの沈黙に耐えられなかった。


怖かった。


先生の次の言葉を待つあの時間が…。


私が逃げるように会議室から出ようとした時だった。