「私のこと好きになってくれてありがとう。嬉しかったよ。隼人の気持ち、絶対に忘れないから。」


「ありがとう、えり。そう言ってもらえると俺も少しだけ救われるよ。」


そう言って歩いて行ってしまった。


「隼人…」


悲しそうな背中に思わず、つぶやいてしまった。


隼人、ごめんね。


そしてありがとう。


嬉しかったよ、隼人に気持ち。


本当に本当に嬉しかった。


応えられなくて…  傷つけて…  本当にごめんなさい。


今まで支えてもらってきたのにこんなふうに返したりして…。


あなたは私にとってかけがえのない大切な存在です。


それはずっと変わらないから。