俺はただ大塚先生から聞いた話を何度も思い出していた。


どう受け止めればいいかなんてそんな簡単に答えの出る問題ではなかった。


俺はそれを経験したわけじゃないし、大塚先生のように直接目で見たわけではない。


面談での表情。


丸山との時の呼び出しでの悲痛な叫び。


話し合いでの過呼吸。


それが実際に目にした光景だった。


それだけを頼りにその時に南野の気持ちを想像するのは難しい。


ただただ苦しんでる。


そんな印象が強くて他に何も分からなかった。


頭に浮かび上がるのは苦しんでいる南野の姿だけ。


俺はいったいどう受け止めたらいいんだろう?


それを繰り返しているうちにもう3日が経っていた。