心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

――西村先生side――


大塚先生に止められてはっとした。


俺はいったい何をしているのだろう。


いつも自分の気持ちが先走ってしまう。


他の生徒のことを悪く言ってほしくない。


でも聞いたのは他の誰でもなくこの俺だった。


南野は話すことをためらっていたのに…


ひどい言葉を浴びせることしかできなかった。


俺は誰かを傷つけることしかできないのだろうか?


どうすればいいんだ?


あいつを早く前に進ませてあげたいのに…


苦しませたくないのに…。


俺はいつも思いとは逆のことをやってしまう。