心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

でも後一歩が踏み出せない。


だからこんなふうに過ごすことしかできないのに…。


じゃあ、私にどうしろというの?


「南野、どうして泣くんだ?」


「え…」


頬に触れてみると、涙でぬれていた。


私、泣いてたんだ。


「えりちゃん、今日はもう終わりにしようか。たくさん考えて疲れたでしょ?だからまた明日にしよう。」


「はい。申し訳ありません。」


「さぁ、もう帰りましょう。」


大塚先生は一緒に学校の最寄駅まで来てくれた。