あの日からちょうど1ヶ月が経っていた。


西村先生はあれ以来話しかけてこない。


私のことを思ってのことなのだろうか?


そして先生が言っていた話というものはいったい何なのだろう。


今日の放課後、聞いてみようと思った。


今までずっと断ってきたからそのことについても謝らないと。


「西村先生。」


目が合うと驚いた顔をされた。


まぁ、当然だろう。


話しかけられれば逃げていたのだから。